フォトアルバム

『野球小僧』編集部アンケート

2012年5月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

(株)白夜書房

  • ★ご注意
    写真・動画をはじめとするコンテンツの著作権は白夜書房に帰属しています。コンテンツの無断転載、無断コピーなどはおやめください。
ブログ powered by TypePad

カテゴリー

過去のアンケート内容とその結果

  • 001 今年最も興味があるチームは?

2011-06-03

スタ・ミシュラン(第3回・韓国編)

 世界各国のスタジアムを巡っていると、行く先々でうまいものに出会う。それは球場の中のスタンドで焼かれているホットドッグであったり、球場前の屋台飯であったりする。「流離の野球観戦者」としてこれを紹介しない手はない──。
 不定期で各地の野球を巡るグルメを紹介していく
「スタ・ミシュラン」。「スタ」はもちろんスタジアムの「スタ」である。球場グルメに限らず、野球を巡る旅の途中で巡り合った様々な食べ物、店を紹介していこう。

        

110603_01 ひと昔前まで、韓国での野球観戦と言えば、カンビール片手にスルメをかじるというのが定番だった。
 薄暗いスタンド下の売店には裸の干し烏賊が無造作に積まれ、観客たちはその横にある炙り機を使って自分で買ったものを炙ってスタンドに持ち込んでいた。球場めしと言えば、この他、唐辛子の効いた真っ赤な出汁になぜか薄い黄色のたくあんが入ったうどんくらいしかなく、あとは球場の周りの屋台で仕入れた韓国海苔巻やなぜか韓国人が好むフライドチキンをほおばるくらいしかなかった。
 閑散としたスタンドに響く球音の中、これらのB級グルメを口にしながらの観戦は、日本の昭和のそれそのもので、特に今からは想像もできないくらい不入りだったパ・リーグの球場を思い出させた。

 しかし、それも昔、今では韓国プロ野球もファンの呼び寄せに苦労した甲斐あって、毎夜たくさんの観衆を集めるようになっている。特に2度にわたるWBCでの健闘や北京五輪の優勝は、野球ファンのナショナリズムを刺激し、野球は今やサッカーに劣らない「国民的娯楽」と化している。10年前は考えられなかった女性ファンも急増し、子供ファンを加えた新規の顧客をつなぎとめるため、球場の「食」も年々充実していっている。
 この国一番の設備を誇るSKワイバーンズのホーム、仁川文鶴球場のゴンドラ席にはスタジアムバーが完備され、そこからは地元名物の「ジャージャー麺」をすすりながら生ビール片手に観戦できたりするほどになった。
 今回は、そんな韓国プロ野球から、リーグ屈指の人気球団、ロッテ・ジャイアンツのホーム、サジク球場のグルメを紹介したい。

 地下鉄「総合運動場」駅から歩いて7分程の球場までの道は、試合前になると多くの出店が繰り出される。世界中でプロ野球がビジネスとしての色合いを年々強めている昨今、球場のすぐ傍での出店は、球場内での売り上げを伸ばしたい球団の意向もあって締め出される傾向にある。韓国もこの例にもれず、球場のある公園の敷地内では出店も売り子も目にすることはないが、駅からの道中は別。たくましいコリアン商人たちがビールや水、つまみを売るため、大声を張り上げている。
 特に目立つのは、やはりフライドチキン。韓国の野球観戦にはこれは欠かせないようだ。油の採りすぎが気になる女性ファンの需要を見込んでか、中東などで目にするベーキングマシンを導入した丸焼きも今回は目にした。

 球場内も負けてはいない。今や韓国の球場には必ずといっていいほどスタンド内にコンビニが出店している。無論、球場外に比べると少々値が張るが、道端の出店と変らない値段で、スナックからサンドウィッチ、飲み物が手にはいる。このあたりは日本も大いに参考にすべきだろう。
 スタンド下の売店の数は、10年前とは雲泥の差だ。さすがにデパ地下をほうふつとさせるような日本の球場と同じレベルというわけではないが、ホットドッグやピザの売店が並ぶスタンド下の通路は、いかにもボールパークの雰囲気を醸し出している。

110603_02韓国・釜山のスタジアムで異彩を放っていたドネル・ケパブの店。店先に吊るされている肉の塊は日本でも見かけることがある

 そんなサジク球場の球場グルメのうち、今回紹介するのはコレ。ワールドスタンダードのホットドッグでも、コリアンフードでもない。

 ドネル・ケバブ。

 何それ? という人も多いだろう。何しろ野球とは何の縁もゆかりもない中東の料理なのだから。クレープのような生地にじっくり焼いた羊や鶏の肉と付け合せの野菜をのせて巻いたやつだ。東京や大阪など大都市の繁華街でときおり屋台を見かけるが、あれがなぜかここ韓国の球場に登場しているのだ。
 店頭にはトルコから来たと言う2人のおじさんが大声を張り上げている。日本でも出店していたという2人は、一つ所望した私に「アイスクリームもアルヨ」とあのゴムのように伸びるトルコ・アイスも勧めてくる。こちらの方は遠慮して、一つ3500ウォン也のケバブをいただく。中東で食べるほどスパイスの癖もなく、かといって韓流の辛い味付けもなく、実にプレーンな味だ。
 星をつけるなら、どうだろう? うまいことはうまいが、もう少しパンチが欲しいという点で、2つ半というところだろうか。
 試合中もオジサンたちは、これの入った籠を片手にスタンドを売り歩く。野球場にはおよそ似つかわしくない(失礼)彼らのイスラミックな顔立ちはすでにサジクの名物になっており、買うのか買わないのか、観客たちは彼らを見つけるとハイタッチを繰り返す。彼らは彼らで目の前で展開されているなんだかわからないゲームを尻目に、流暢な韓国語を操って客を呼び寄せる。

 WBCに象徴されるように、グローバルな拡大を今まさに進めている野球だが、ここプサンの風景は、野球の拡大が競技そのものや選手の移動範囲、獲得網の拡大だけではなく、食文化の面においても影響を及ぼしていることを示していた。
 来る度にあらゆる面においてリノベーションの進む韓国プロ野球。だが、その一方で少々さびしい気もする。これは韓国全体に言えることだが、急速な発展の裏で、韓国独自のローカルなものがどんどん失われているように思うからだ。

110603_04応援に盛り上がる観客たち。日本とはまたちょっと違う雰囲気を作り出している

 ソウルやプサンの駅前に並んでいた海苔巻の屋台は、数年前からすっかり姿を消していた。駅のホームに店を構えていたあの真っ赤な出汁のうどん屋も、新しい近代的な駅舎からはしめ出され、「日流」のこぎれいなうどん屋にとって替わられていた。
 ここ10年ほどで、韓国のスタジアム環境は急速に“改善”され、新しい球場のそれは日本と変らないものになってきている。それはそれでいいのだが、私には、いまや売店の片隅に押しやられた形になっているスルメの方も大事にしてほしいと思う次第である。
 スタンド下から立ち込めるスルメの焦げたにおいには、我々日本人が置き去りにしていった何か大事なものがつまっていたような気がする。 

 

■石原豊一(いしはら・とよかず)
1970年生まれ、大阪府出身。圧倒的な行動力で、これまでアジア、アメリカ、中南米、ヨーロッパなどを渡り歩く「流浪の野球好き」。すでに世界各国200を超える球場で野球を観戦している。

2011-02-10

スタ・ミシュラン(第2回・オーストラリア編)

 世界各国のスタジアムを巡っていると、行く先々でうまいものに出会う。それは球場の中のスタンドで焼かれているホットドッグであったり、球場前の屋台飯であったりする。「流離の野球観戦者」としてこれを紹介しない手はない──。
 不定期で各地の野球を巡るグルメを紹介していく
「スタ・ミシュラン」。「スタ」はもちろんスタジアムの「スタ」である。球場グルメに限らず、野球を巡る旅の途中で巡り合った様々な食べ物、店を紹介していこう。

      

 夕暮れのブリスベン、ショーグランド。久々に再開した西川徹哉投手(神戸9クルーズ/メルボルン・エーセス)の第一声は、「メシ、やばいっすよ。ここ。」だった。新天地を求めて太平洋を渡った独立リーグのエースも初めての海外リーグで、プレーではいかんなく力を発揮しているものの、食生活には悪戦苦闘しているようだ。

 ところで「オーストラリア料理」とはなんなのだろう。そもそも移民国家であるこの国に国独自の「・・・料理」などは存在しないといってもいいのかもしれない。ベースとなるのはこの国をつくった英国系の料理なのだろう。個人的にはローストビーフやパイントのグラスに注がれた地ビール片手に口にするパブの肉入りパイなどうまいものは結構あるのだが、イギリス料理はヨーロッパではあまり上等なものとして扱われていない。牧畜の国とあって肉料理も豊富なのだが、脂っこく大雑把な食事には西川も辟易としているようだった。

 有色人種の移民を拒んだ「白豪主義」も今は昔、現在では肌の色の区別なく世界中の様々な場所から移民を受け入れているこの国では、世界中の料理が味わえる。そういう意味でも「オーストラリア料理」などはないのかもしれない。
 現地での食事になじめない西川も、たまにはうまいものを見つけるらしく、ナイスピッチングをしながらも後続が打たれ勝ち星を逃した大晦日の夜、一緒に出掛けた食事の際には、「せっかくですから、こっちの料理を食べましょう」と、遠征先のルームメイト、ジャスティン・ヒューバー(前広島、ミネソタ・ツインズ)に連れて行ってもらったというチームが宿泊しているホテル近くのレストランを案内してくれた。
 しかし、あいにくの閉店。結局街の中心のモールでハンバーガーを食らう羽目になり、オージー料理にはありつけなかった。

 今回の滞在で、各地訪れたスタジアムでも様々な「球場メシ」にトライしたが、正直これといったものはなかった。メニューはホットドックやハンバーガー中心でアメリカと変らない上、そのクオリティも多くの観客を招き入れる本場のそれにはかなわない。おまけにオーストラリアの物価が高いせいもあって、「この値段でコレ?」という代物が多かった。
 その中で、あえて二品をここで紹介してみたい。

 まずは、メルボルンから。
 クラシックなオバル(クリケットとフットボールの兼用グランド)の多いオーストラリアの球場にあって、ここの球場は、無機質なグランドを改造して造られたショーグランド(様々な催し物会場)であるが、野球グルメにはおすすめだ。
 売店はそのクオリティの高さからか、試合終盤まで客の行列が切れることはなかった。そのメニューの中からここでは「スシ」を取り上げる。この日本の代表する料理は、もはやオーストラリアにすっかり溶け込んでいて、町中にテイクアウトの「スシヤ」が軒を連ねている。オージーがファストフード感覚で持ち帰るのは歩きながら食べることのできる巻きずしで、ここでもそれが売られていた。中身は缶詰のツナをマヨネーズであえたものなのだが、アメリカン・テイストのオージー野球という場にいかにもミスマッチなこのスタジアム・グルメは日々油っこい食事ばかりを口にしていた私にとって、さっぱりして食が進む一品だった。
 ミスマッチとは言うものの、野球すらある意味ミスマッチでもあるマルチカルチュラルなこの国のショーグランドにはある意味ピッタリな「球場メシ」だと言える。

110209stamishuranシドニー・ブラックタウンのスタジアムで食したミートイパイ。本家アメリカはもちろんのこと、日本の球場でもあまりないだろう

 そして、もう一品はシドニーから。
 オリンピックも行われたブラックタウンのスタジアムは、アメリカのマイナーリーグを思い出させる外観同様、「球場メシ」もアメリカン・テイスト。そんな中で、アメリカの球場でもあまりお目にかかることのないミートパイは小さいながらもボリューム満点。生地の中身はたっぷりのミンチ肉が詰まっていて、肉汁のしたたる味わいは格別だった。
 まだまだ発展途上のオーストラリアプロ野球。今後、球場の設備とともに球場グルメも充実していくだろう。足を運んだ際には是非、各球場でしか味わえない「球場メシ」を探してほしい。

 あと、一つ書き忘れていたことが・・・。移民の国オーストラリアは、各地から持ち込まれた技術を生かした地ビールづくりが盛んだ。アデレードの球場の命名権を持っている「クーパーズ」はオーストラリアでも有名なビール会社。球場では数種類の生ビールが売られているが、ここではビール好きはホームチームのバイトの応援をせざるをえない。なにしろ1パイント6.5$(500円)のビールが、ホームチームが勝利すれば、3ドルで味わえるのだから。1人2杯限定の祝杯は、次の試合の熱心な応援につながっていく。
 クラシックな球場での地元チームの勝利のご褒美として口にするビールの味。オージー野球で一番印象に残った味だった。

       

《終》

     

      

■石原豊一(いしはら・とよかず)
1970年生まれ、大阪府出身。圧倒的な行動力で、これまでアジア、アメリカ、中南米、ヨーロッパなどを渡り歩く「流浪の野球好き」。すでに世界各国200を超える球場で野球を観戦している。

2011-01-20

スタ・ミシュラン(第1回・高松編)

 世界各国のスタジアムを巡っていると、行く先々でうまいものに出会う。それは球場の中のスタンドで焼かれているホットドッグであったり、球場前の屋台飯であったりする。「流離の野球観戦者」としてこれを紹介しない手はない。
 そこで、これから不定期で各地の野球を巡るグルメを紹介していく。題して「スタ・ミシュラン」。「スタ」はもちろんスタジアムの「スタ」であるが、球場グルメだけに限らず、野球を巡る旅の途中で巡り合った様々な食べ物、店をこれから紹介していきたい。

   

 さて、その記念すべき第1回目だが、日本から始めることにした。独立リーグの今年の覇者、香川オリーブガイナーズのホームタウン、高松で見つけた野球好きならだれでもハマってしまう焼き鳥屋が今回のターゲットである。
 暖簾(のれん)をくぐると、今年の日本チャンピオン、ロッテのキャップとジャージに身を包んだ女の子が笑顔で迎えてくれた。
 しかし、ほっと癒されるのもこの一瞬だけ。その奥にはいかつい男が二人、あいそを振りまくわけでもなく、視線をこちらに向けてきた。「一見さんお断り」のにおいがプンプンする。

「どうやってココ見つけたんです?」

 「B」の文字が縫いこまれた昭和50年代はじめの近鉄バファローズの帽子をかぶった主人が探りを入れてくる。その奥には、さらに全盛時の横浜ベイスターズの帽子の男が目を光らせる。そこいらで売っているレプリカ帽でなくいかにもホンモノらしい型のしっかりした帽子に、私の頭の上にあるオリーブガイナーズの帽子は委縮するばかり。香川球団のスタッフさんから教えてもらったことを伝えてジョッキ生を注文した。

110120okamura04店内にはプロアマ問わず、様々なユニホームや野球に関係した品物が飾られていた

 店内に目をやると、2階へ連なる階段の壁には一面、名門大学のユニフォームが張り付けられている。知らぬ間に引き寄せられ、気が付けば私はその階段を登っていた。階段を登りきった2階は宴会場になっていた。
 その壁、さらに天井一面には、変わって名門社会人野球チームのユニフォームが。畳の上に上がればそこにはプロ野球関係の品々が所狭しとならんでいた。特に、今はなき阪急ブレーブスゆかりの品は博物館なみの充実ぶりで、外国人選手初の三冠王ブーマーのサイン入りヘルメットには、すっかり見入ってしまった。

「全部本人からの貰いもんです。買って集めるなんて本人に失礼やわ」

 これだけの品を集めることができるのは、店に立つ兄弟がともに大学まで野球界の第一線を歩んでいたからだ。現役を終えた後輩に頼んで手に入れたユニフォームは、店を彩り、四国中の野球好きを集めている。
 焼き鳥屋ということで、どうしても店内は煙と鳥の脂で充満してしまうが、ユニフォームは適宜クリーニングに出されているのでいつみてもきれいなままだ。
 店を切り盛りする兄弟は、生粋の野球小僧だ。客の野球談議にも首を突っ込み、会話にも妥協を許さない。

「なに、お客さんの歳いくつ?・・・・そしたら、PL(学園)でゆうたら、○○さん、××さん、違うかったら、その下の△△?」

 速射砲のように出てくる店主の言葉に、野球の名門高校出身だとハッタリをかましていた客は、たじたじになり、それが冗談だったと白状した。
 そんな会話がひとしきりすると、店主はこちらに話を向けてきた。店内の至る所に飾られているコレクションの感想を求められた私は、ブレーブス関係のものが素晴らしかったと答えたが、それを聞いた店主は、

「ほんならこれは分からんね」

110120okamura02特に阪急ブレーブスに関する品物は群を抜く。それもそのはず。この店は…

と店内の2台のテレビ画面に流れていた過去の高校野球の試合映像をプロ野球のものに変えてくれた。そう、この店では常に野球の映像が流れている。ここでは、まさに野球に囲まれた時間を堪能できるのだ。

 雰囲気だけではない、肝心の料理の方もイケる。おすすめはもちろん焼き鳥。どのメニューもジャンボサイズ。そこいらの焼き鳥屋のものの倍くらいの大きさで出てくる。このあたりもやっぱり体育会系が貫かれている。それでいて2本350円はお得感満載だ。
 つくねもいい。形はもちろんボール型。一串に3つついている。歯ごたえがたまらない。鶏肉と一緒に練りこまれたナッツがその秘密。ふわふわの柔らかさがウリのつくねが多い中、あくまで歯ごたえを追及するところも硬派な「野球鳥」流。串を持つ反対の手には大ジョッキがよく似合う。
 酒の方も、蔵元に特注している「野球鳥」ブランドの焼酎など十分に堪能できる。酔いが十分に回った頃、店主がおもむろに昭和44年のプロ野球のメンバー表を見せてくれた。古い新聞記事のコピーには、オールドファンなら懐かしい名が並んでいる。この頃のプロ野球はまさに巨人のV9時代。この牙城に敢然と挑んだのが、闘将西本幸雄率いる阪急ブレーブスだった。この年の日本シリーズ、後楽園球場で行われた第4戦にこのシリーズの明暗を分ける「事件」が起こった。

 四回裏ノーアウトランナー一、三塁から巨人が仕掛けたダブルスチール。三塁ランナーの土井正三は、ブロックされたように見えたが、審判の判定はセーフ。ブレーブスのキャッチャーはこれに激高し、審判を殴って一発退場。この試合を落としたブレーブスは、V9真っ只中の巨人の勢いを止めることなく、悲願の日本一を遂げることはできなかった。

110120okamura現在は2人の息子さんによって「硬派な野球飲み屋」の雰囲気がしっかり引き継がれている

 この捕手の名は岡村浩二。そう、ここは彼が引退後、故郷香川に開いた店なのだ。現在は彼の2人の息子が店を継いでいる。
 「球界の暴れん坊」だった父の風貌を受け継いだ兄弟は、しかし、野球談議が深まるにつれて相好を崩してくる。
 隠れた野球王国、香川のこの硬派な野球飲み屋はもちろん3つ星ものだ。

   

《終》

     

■元祖野球鳥おかむら→ http://www.yakyudori.jp/

      

■石原豊一(いしはら・とよかず)
1970年生まれ、大阪府出身。圧倒的な行動力で、これまでアジア、アメリカ、中南米、ヨーロッパなどを渡り歩く「流浪の野球好き」。すでに世界各国200を超える球場で野球を観戦している。ゴールデンウィークには中国へ行き、現状の野球事情を見てきた。この正月はオーストラリアに赴き、現地の野球を堪能してきた。その時の模様は今後の『野球小僧』誌の記事として掲載の予定。

メルマガ登録・解除はコチラ(新刊発売等お得情報を配信!)

Facebook&twitter

カテゴリー

Podcast版 野球小僧

野球 - nikkansports.com